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Matthew's Haagen Dazs commercial
CMを観ているだけで、突然マシューが話し始めるだなんて!
日本で言ったらキムタクがCM出演しているようなものなんだけど、
意外に盲点でした。
羨ましすぎる……ッ!!!!
(できればどんな映像に載せて話しているのか観たかったな)
日本で言ったらキムタクがCM出演しているようなものなんだけど、
意外に盲点でした。
羨ましすぎる……ッ!!!!
(できればどんな映像に載せて話しているのか観たかったな)

- [2008/07/06]
- 映画 |
- Matthew Macfadyen |
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ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた
原題 | WAITRESS |
出演 | ケリー・ラッセル ジェレミー・シスト ネイサン・フィリオン シェリル・ハインズ アンディ・グリフィス エイドリアン・シェリー |
監督 | エイドリアン・シェリー |
製作 | アメリカ/2006年/108分 |
分類 | ドラマ、ラブロマンス |
感想 | ★★★★☆ |
| [ レンタル詳細 ] | |
story
アメリカ南部の片田舎。小さなダイナーのウェイトレス、ジェナはパイ作りの天才。その時の気分をそのまま反映したオリジナル・レシピで作るユニークなパイの数々は、胃袋ばかりか心も満たしてくれると町の評判だった。ところが、私生活では嫉妬深い夫アールに支配される苦痛なだけの毎日を送っていた。同僚の友人と相談していよいよ家出を決意した矢先、予想外の妊娠が発覚する。家出も出来ず、かといってアールの赤ちゃんも産みたくないと、すっかり八方ふさがりのジェナ。落ち込む一方だった彼女の前に、新任の産婦人科医ポマターが現われる。優しく誠実なポマター先生に次第に心惹かれていくジェナだったが…。
review
とりあえず稼いで奥さんを食わせてやってるけれど、上司のグチを言う以外に何の取り得もありゃしない。
とにかく、自分の言いなりになる奥さんのことが大好きで、すこしでも思い通りにならないものなら暴力で何が何でも従わす。
一字一句違いなく、自分の言うとおりに褒め称えてくれる素直なカワイイ奥さん。
彼女が渋々従ってくれているのは知っているけれど、渋々でも最終的には服従する姿を見るのがまた快感なのだ。
自由なんて与えませんよ。
必要なものなら、全部俺が買ってやっている。
俺が食わせてやってるんだから、黙って俺のことだけ見て愛してろ。
―――で、今日の稼ぎは幾らだったんだ?
自由になんてさせてやるもんか、全部寄越しな。
……はっきり言って前半の30分くらいは、最低な男の見本市のような旦那にムカムカしっぱなしで、「こんな男とは即刻別れちまえっ!!」と何度も唇を噛み締めてしまうのだけれども、気持ちが悪くなるくらいに半端ない描き方がまた素晴らしいところなんですな。
結婚するなり性格の変わってしまった旦那から逃れたい一身で、日々の大半を彼から逃れることばかり考え続けているジェナ(ケリー・ラッセル)。
自分の稼ぎを巻き上げられる一方で、こっそりヘソクリも続けているけれど、思い切って離婚して独立するには資金が心もとなさすぎる。
そうして決断できずにいるうちに、望まない子供まで妊娠してしまい、ますます茫然自失のお先真っ暗状態。
けれども、鬱々とした彼女の胸中を救ってくれているのがパイ作り。
勤めている食堂(パイの店)でも彼女の作るパイは好評で、パイのことを考えている間だけは、ツライ現実から心を離していられるから、毎日のように新作を編み出し続けていた。
まさしくそれが縁で、新任の産婦人科医ポマター(ネイサン・フィリオン)とも不倫の関係に陥ってしまうのだったが、この二人のやり取りが情熱的な割にはどこかしら体育会系で、なんとも言えず笑えます。
ポマターとの関係を深めていくほどに、どうしても自分の旦那との違いを比較してしまう。
出産の前に逃げるつもりで着々と準備を進めていたものの、なかばDVで奥さんを羽交い絞めにしている自覚のある旦那のことですから、あっけなくヘソクリも逃走計画も見抜かれて、止む無く妊娠していることを告白すれば、「産ませてやるから、子供よりも俺に今以上に愛情を捧げると言葉に出して誓いな」と子供っぷりも大爆発。
もう終いには、どうしてガツンと言ってやらないのか?!ともどかしくさえなってしまうんですが、現実にDVで悩んでいる奥さんに多いパターンなんですよね、コレ。
逃げ出したいのに、生活のことを考えると簡単には逃げ出せない。
もちろん暴力も怖いけど、いざとなったら縋り付かれて泣き落とし。
八方ふさがりの状態でとりあえず不倫も続けていたけれど、相手の先生のほうがむしろ積極的に彼女に気持ちを預けるようになっていた。
不倫に対する罪悪感は持ち合わせているけれど、それでもついには今の状態に耐えられなくなってしまって、ついに二人は逃げ出すことを決意する。
が、そこでいきなり産気づいてしまったものだから、事態は暗転。
まもなく旦那が産室にまで駆けつけて、研修医である先生の奥さんが見守る中、ジェナはまもなく元気な女の赤ちゃんを出産した。
喜ぶ旦那。―――が、すかさず「約束を覚えているだろうな?」と迫ってみせる鬼畜ぶり。
しかし、母になった女は強かった。
とうとうきっぱり啖呵を切ってくれたシーンには、およそ80分間溜まりに溜まっていたストレスが、一気に綺麗サッパリ蒸発してくれました。
観る側が男性か、女性かで、かーなーりー評価が違ってしまう内容だとは思いますが、笑いあり、涙ありで本当に気持ちよく愉しめた作品でありました。
主軸である主人公の物語に、出演者全員の物語を絡めていく手腕が絶妙。
回り中から煙たがられているけれど、パイ店の経営者であるジョーとジェナのやりとりが、なんとも言えず皮肉でハートウォーミングで気分を盛り上げてくれるのです。
初の長編監督&脚本&出演作品ということで、ところどころコメディ部分にギクシャクとテンポの悪いシーンもあるにはあるのですが、それよりも心に残るシーンやセリフの言い回しが盛りだくさんで、ここまで綺麗にまとまった作品が作れるなら、断然次回作への期待も膨れ上がると言うモンです。
しかし、ご存知の通りこの作品は、監督&脚本&出演のエイドリアン・シェリーの遺作となってしまいました。
原因は、「階下の人間による、騒音問題が引き金の殺害」だそうですから、部外者が一言で断じることのできない複雑な要因が積み重なっていたのでしょう。
けれども、何の権利があって他人の命を奪うのか。
殺す以外にいくらでも、解決の道はあっただろうに……と、(作品の内容に感動したから言うのも身勝手極まりないことだと承知してますが)つくづく思わずにはいられません。
低予算のために、各シーンのテイク(撮り直し)は2回まで。
ほとんど2週間で書き上げた脚本を、ほぼ2週間で撮り切ったというからすごい。
そして、シーンのそこここにエイドリアン・シェリーの身内や知人が多数出演しています。
(音楽監督、結婚式での神父さんは友人、他にも旦那さんに実母、ベビーシッターまで)
ラストシーンは、ジェナとその娘ルルが、くりかえし「バイバ〜イ♪」と言いながら、愉しげに帰路を歩んでゆきます。
娘役の女の子は、エイドリアン・シェリーの忘れ形見。
心からご冥福をお祈りいたします。
とにかく、自分の言いなりになる奥さんのことが大好きで、すこしでも思い通りにならないものなら暴力で何が何でも従わす。
一字一句違いなく、自分の言うとおりに褒め称えてくれる素直なカワイイ奥さん。
彼女が渋々従ってくれているのは知っているけれど、渋々でも最終的には服従する姿を見るのがまた快感なのだ。
自由なんて与えませんよ。
必要なものなら、全部俺が買ってやっている。
俺が食わせてやってるんだから、黙って俺のことだけ見て愛してろ。
―――で、今日の稼ぎは幾らだったんだ?
自由になんてさせてやるもんか、全部寄越しな。
……はっきり言って前半の30分くらいは、最低な男の見本市のような旦那にムカムカしっぱなしで、「こんな男とは即刻別れちまえっ!!」と何度も唇を噛み締めてしまうのだけれども、気持ちが悪くなるくらいに半端ない描き方がまた素晴らしいところなんですな。
結婚するなり性格の変わってしまった旦那から逃れたい一身で、日々の大半を彼から逃れることばかり考え続けているジェナ(ケリー・ラッセル)。
自分の稼ぎを巻き上げられる一方で、こっそりヘソクリも続けているけれど、思い切って離婚して独立するには資金が心もとなさすぎる。
そうして決断できずにいるうちに、望まない子供まで妊娠してしまい、ますます茫然自失のお先真っ暗状態。
けれども、鬱々とした彼女の胸中を救ってくれているのがパイ作り。
勤めている食堂(パイの店)でも彼女の作るパイは好評で、パイのことを考えている間だけは、ツライ現実から心を離していられるから、毎日のように新作を編み出し続けていた。
まさしくそれが縁で、新任の産婦人科医ポマター(ネイサン・フィリオン)とも不倫の関係に陥ってしまうのだったが、この二人のやり取りが情熱的な割にはどこかしら体育会系で、なんとも言えず笑えます。
ポマターとの関係を深めていくほどに、どうしても自分の旦那との違いを比較してしまう。
出産の前に逃げるつもりで着々と準備を進めていたものの、なかばDVで奥さんを羽交い絞めにしている自覚のある旦那のことですから、あっけなくヘソクリも逃走計画も見抜かれて、止む無く妊娠していることを告白すれば、「産ませてやるから、子供よりも俺に今以上に愛情を捧げると言葉に出して誓いな」と子供っぷりも大爆発。
もう終いには、どうしてガツンと言ってやらないのか?!ともどかしくさえなってしまうんですが、現実にDVで悩んでいる奥さんに多いパターンなんですよね、コレ。
逃げ出したいのに、生活のことを考えると簡単には逃げ出せない。
もちろん暴力も怖いけど、いざとなったら縋り付かれて泣き落とし。
八方ふさがりの状態でとりあえず不倫も続けていたけれど、相手の先生のほうがむしろ積極的に彼女に気持ちを預けるようになっていた。
不倫に対する罪悪感は持ち合わせているけれど、それでもついには今の状態に耐えられなくなってしまって、ついに二人は逃げ出すことを決意する。
が、そこでいきなり産気づいてしまったものだから、事態は暗転。
まもなく旦那が産室にまで駆けつけて、研修医である先生の奥さんが見守る中、ジェナはまもなく元気な女の赤ちゃんを出産した。
喜ぶ旦那。―――が、すかさず「約束を覚えているだろうな?」と迫ってみせる鬼畜ぶり。
しかし、母になった女は強かった。
とうとうきっぱり啖呵を切ってくれたシーンには、およそ80分間溜まりに溜まっていたストレスが、一気に綺麗サッパリ蒸発してくれました。
観る側が男性か、女性かで、かーなーりー評価が違ってしまう内容だとは思いますが、笑いあり、涙ありで本当に気持ちよく愉しめた作品でありました。
主軸である主人公の物語に、出演者全員の物語を絡めていく手腕が絶妙。
回り中から煙たがられているけれど、パイ店の経営者であるジョーとジェナのやりとりが、なんとも言えず皮肉でハートウォーミングで気分を盛り上げてくれるのです。
初の長編監督&脚本&出演作品ということで、ところどころコメディ部分にギクシャクとテンポの悪いシーンもあるにはあるのですが、それよりも心に残るシーンやセリフの言い回しが盛りだくさんで、ここまで綺麗にまとまった作品が作れるなら、断然次回作への期待も膨れ上がると言うモンです。
しかし、ご存知の通りこの作品は、監督&脚本&出演のエイドリアン・シェリーの遺作となってしまいました。
原因は、「階下の人間による、騒音問題が引き金の殺害」だそうですから、部外者が一言で断じることのできない複雑な要因が積み重なっていたのでしょう。
けれども、何の権利があって他人の命を奪うのか。
殺す以外にいくらでも、解決の道はあっただろうに……と、(作品の内容に感動したから言うのも身勝手極まりないことだと承知してますが)つくづく思わずにはいられません。
低予算のために、各シーンのテイク(撮り直し)は2回まで。
ほとんど2週間で書き上げた脚本を、ほぼ2週間で撮り切ったというからすごい。
そして、シーンのそこここにエイドリアン・シェリーの身内や知人が多数出演しています。
(音楽監督、結婚式での神父さんは友人、他にも旦那さんに実母、ベビーシッターまで)
ラストシーンは、ジェナとその娘ルルが、くりかえし「バイバ〜イ♪」と言いながら、愉しげに帰路を歩んでゆきます。
娘役の女の子は、エイドリアン・シェリーの忘れ形見。
心からご冥福をお祈りいたします。
モナリザ
原題 | MONA LISA |
出演 | ボブ・ホスキンス キャシー・タイソン マイケル・ケイン クラーク・ピーターズ |
監督 | ニール・ジョーダン |
製作 | イギリス/1986年/105分 |
分類 | サスペンス、ミステリー |
感想 | ★★★☆☆ |
| [ レンタル詳細 ] | |
story
高級コールガールの運転手になった刑務所帰りの男ジョージ。彼はシモーヌというコールガールから、行方の分からなくなった妹分の捜索を依頼される。調査をするうち、ジョージは次第にシモーヌに惹かれていくが……。夜のロンドンを舞台にしたミステリアスなアクション。タイトルは、ナット・キング・コールの同名ヒット曲から採られた。
review
頭は悪いが、人情には厚い。
おかげで、悪い仲間にハメられて(?)7年間も刑務所暮らし。
ようやく出所できたと思ったら、奥さんは即刻旦那さんを家から叩き出す始末。
それでも、まったく懲りていないのか、以前の仲間の元に上機嫌で挨拶に伺えば、そんな彼を厄介払いする代わりに宛がわれたのが「コールガール専属の運転手」。
あまりに野暮ったい彼の言動に、コールガールのシモーヌ(キャシー・タイソン)にさえ邪険に扱われ、一度は完璧にブチ切れてしまうジョージ(ボブ・ホスキンス)だったが、2度3度と顔をあわせるうちに芽生え始めていた情の念から、結局は彼女に雇われることを承諾してしまう。
それどころか、次第に彼女が人を捜していることを知り、求められるがままに彼女の変わりに人探しまで請け負ってしまっていた。
ボブ・ホスキンス演じるサエない中年のオジサンが実に良い味を出していて、ストーリー的には殺伐としたものがあるものの、彼の温和なキャラクターにかなり救われている面がありました。
ただの運転手でありながら、付き合いを深めてゆくほどに、徐々にほのかな恋心さえも抱き始め、ますます彼女に言われるがままに東奔西走。
やがてシモーヌの捜している相手は見つかったが、その相手を匿ったことにより、ふたりはのっぴきならない状況に追い詰められ、売春宿の元締めに命を狙われるようになってしまった。
初めは全ての主導権を握っていたのはシモーヌの方だったが、いつしかジョージは自分のこととして彼女の問題を丸ごと抱えているつもりでいた。
しかし、彼女の捜していた相手とは、ただの友人ではなく―――。
最終的に隠れていたホテルまで突き止められて、乗り込んできた男達をシモーヌは迷わず射殺してしまう。
だが、その際シモーヌは、ジョージを相手にさえ銃口を向けるのを躊躇わなかった。
心が通い合っているつもりでいたジョージは、ただ単に自分の気持ちを利用されていただけのことを知る。
ハリウッド風のドキドキハラハラジェット・コースター式サスペンスではありませんが、じんわり腰を落ち着けて愉しむことのできる雰囲気がとても良かったです。
しかし、同じくニール・ジョーダン監督作品の「プルートで朝食を」の後半でも描かれていた歓楽街の「覗き窓」がほとんど同じような描かれ方をしていたので、よっぽど思い入れのある場所なんでしょうかね?
(しかも、売春婦の出身地がアイルランドとセリフにあるところまで同じ。)
これがハリウッド作品なら、最後は主役のふたりがハッピー・エンドで良かったね♪ となりそうなものですが、ボブ・ホスキンス演じる良いおじさんには「こうなって欲しい」と納得のできるラストでありました。
そして、言うまでもなく、ナット・キング・コールの「モナリサ」の使われ方が、ニール・ジョーダンらしいロマンティック溢れる効果を醸し出していましたね。
下手にアイルランドを舞台に執着して、歴史の捏造に精を出されるよりも、よっぽど素直に愉しむことのできた作品でありました。
おかげで、悪い仲間にハメられて(?)7年間も刑務所暮らし。
ようやく出所できたと思ったら、奥さんは即刻旦那さんを家から叩き出す始末。
それでも、まったく懲りていないのか、以前の仲間の元に上機嫌で挨拶に伺えば、そんな彼を厄介払いする代わりに宛がわれたのが「コールガール専属の運転手」。
あまりに野暮ったい彼の言動に、コールガールのシモーヌ(キャシー・タイソン)にさえ邪険に扱われ、一度は完璧にブチ切れてしまうジョージ(ボブ・ホスキンス)だったが、2度3度と顔をあわせるうちに芽生え始めていた情の念から、結局は彼女に雇われることを承諾してしまう。
それどころか、次第に彼女が人を捜していることを知り、求められるがままに彼女の変わりに人探しまで請け負ってしまっていた。
ボブ・ホスキンス演じるサエない中年のオジサンが実に良い味を出していて、ストーリー的には殺伐としたものがあるものの、彼の温和なキャラクターにかなり救われている面がありました。
ただの運転手でありながら、付き合いを深めてゆくほどに、徐々にほのかな恋心さえも抱き始め、ますます彼女に言われるがままに東奔西走。
やがてシモーヌの捜している相手は見つかったが、その相手を匿ったことにより、ふたりはのっぴきならない状況に追い詰められ、売春宿の元締めに命を狙われるようになってしまった。
初めは全ての主導権を握っていたのはシモーヌの方だったが、いつしかジョージは自分のこととして彼女の問題を丸ごと抱えているつもりでいた。
しかし、彼女の捜していた相手とは、ただの友人ではなく―――。
最終的に隠れていたホテルまで突き止められて、乗り込んできた男達をシモーヌは迷わず射殺してしまう。
だが、その際シモーヌは、ジョージを相手にさえ銃口を向けるのを躊躇わなかった。
心が通い合っているつもりでいたジョージは、ただ単に自分の気持ちを利用されていただけのことを知る。
ハリウッド風のドキドキハラハラジェット・コースター式サスペンスではありませんが、じんわり腰を落ち着けて愉しむことのできる雰囲気がとても良かったです。
しかし、同じくニール・ジョーダン監督作品の「プルートで朝食を」の後半でも描かれていた歓楽街の「覗き窓」がほとんど同じような描かれ方をしていたので、よっぽど思い入れのある場所なんでしょうかね?
(しかも、売春婦の出身地がアイルランドとセリフにあるところまで同じ。)
これがハリウッド作品なら、最後は主役のふたりがハッピー・エンドで良かったね♪ となりそうなものですが、ボブ・ホスキンス演じる良いおじさんには「こうなって欲しい」と納得のできるラストでありました。
そして、言うまでもなく、ナット・キング・コールの「モナリサ」の使われ方が、ニール・ジョーダンらしいロマンティック溢れる効果を醸し出していましたね。
下手にアイルランドを舞台に執着して、歴史の捏造に精を出されるよりも、よっぽど素直に愉しむことのできた作品でありました。
Matthew Macfadyen reads the poem

- [2008/06/15]
- 映画 |
- Matthew Macfadyen |
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ブレイブ ワン 特別版
原題 | THE BRAVE ONE |
出演 | ジョディ・フォスター テレンス・ハワード ニッキー・カット メアリー・スティーンバージェン ジェーン・アダムス ナヴィーン・アンドリュース |
監督 | ニール・ジョーダン |
製作 | アメリカ/2007年/122分 |
分類 | アクション、サスペンス、ドラマ |
感想 | ★★★☆☆ |
| [ レンタル詳細 ] | |
story
ニューヨークでラジオ番組のパーソナリティを務めるエリカは、婚約者デイビッドとの挙式を間近に控えていた。そんなある日、2人は愛犬を連れた散歩中に3人組の暴漢に襲われ、デイビッドが命を落としてしまう。幸せの絶頂を目前に絶望の淵へ突き落とされたエリカ。そんな彼女とは対照的に、警察の事件への取り組みはおざなりだった。そこで彼女は、自分で我が身を守るしかないと一挺の拳銃を手に入れる。そしてある時、偶然入ったコンビニの中で銃殺現場に遭遇、自分も狙われたエリカはとっさに引き金を引くのだった。その瞬間、彼女の中で何かが目覚め、やがて深夜の地下鉄では恐喝してきた2人の悪党を躊躇なく撃ち殺すのだが…。
review
久々に観る、監督:ニール・ジョーダン作品。
有り体に言ってしまえば、心に傷を負った女性による復讐劇なんですが、それでも底辺にはそこはかとなくニール・ジョーダン特有の甘やかさを秘めているのは流石。
結婚を目前に控えて、暴漢に恋人を殺され、自身も昏睡状態に陥るほどの重症を負ったエリカ(ジュディ・フォスター)
無事に何とか退院するものの、事件の後遺症から一時的な対人恐怖症に陥ってしまう。
背に腹は変えられぬ思いで、街のガン・ショップに赴くエリカだったが、正規のルートで手に入れるためには1ヶ月の期間を要する許可証が必要だということに焦れ、1000ドルを払い闇のバイヤーから一丁の拳銃を手に入れた。
その後、コンビニ強盗に巻き込まれてしまったのを境に、正義の殺人鬼と化してしまうわけですが、「そんなに都合よく、悪人にばかり出会うものかよ?」と思えないところがNYの放つ雰囲気。
むしろ、たった1000ドル払うだけで、正規ルート以外で銃が買えてしまうというのが驚きでした。
(もしも今の日本でこんなに簡単に銃が手に入ってしまったら……ゾッとしますね。)
自分に害を成そうとする悪漢を次々殺してゆくうちに、着実に射撃の腕が上達してゆくエリカ。
そんな彼女とふとした縁で出会い、後に親友の位置にまで心を交し始めるショーン・マーサー刑事(テレンス・ハワード)
以前からラジオのパーソナリティのエリカに好感を抱いていた彼だったが、付き合ううちに彼女を疑い始める。
「きみと出逢って初めて親友と呼べる友人を得られた。けれども、僕はたとえ親友でも犯罪を犯していたなら躊躇なく捕まえる」
一度はそう宣言していたマーサーだったが、エリカたちを襲った事件の一部始終を動画で見せられてしまったために、一転してエリカの復讐を見逃して、彼女の犯罪に手を貸してしまうのだった。
なんともはやラストのオチの部分が、ブラピの「セブン」と比べると、そんなに安直に翻意しても構わないのかと、刑事としてのマーサーの正義感に疑問の残るラストでありました。
あと何とも気持ちが悪いのは、「結局ニール・ジョーダンは、この作品で何を語りたかったのだろう?」ということ。
護身用の銃を手にしたことで、正義の殺人鬼と化してしまう動機の描き方が中途半端だし、初めて銃を手にした彼女がそんなに手際よく殺人を犯せてしまうものかと、相手が悪人だったら簡単に殺してしまっても構わないのかと、ラストはマーサー刑事とくっつきそうな雰囲気なんだけど、そんなに早く心の傷が癒えてしまうものなのかと、つつき出したらキリがなく随所に疑問の山が散在している。
せっかく独特の甘やかさを手にしているわけだから、「狼の血族」みたいな初期のファンタジー作品をもっと作って欲しいのにな。
有り体に言ってしまえば、心に傷を負った女性による復讐劇なんですが、それでも底辺にはそこはかとなくニール・ジョーダン特有の甘やかさを秘めているのは流石。
結婚を目前に控えて、暴漢に恋人を殺され、自身も昏睡状態に陥るほどの重症を負ったエリカ(ジュディ・フォスター)
無事に何とか退院するものの、事件の後遺症から一時的な対人恐怖症に陥ってしまう。
背に腹は変えられぬ思いで、街のガン・ショップに赴くエリカだったが、正規のルートで手に入れるためには1ヶ月の期間を要する許可証が必要だということに焦れ、1000ドルを払い闇のバイヤーから一丁の拳銃を手に入れた。
その後、コンビニ強盗に巻き込まれてしまったのを境に、正義の殺人鬼と化してしまうわけですが、「そんなに都合よく、悪人にばかり出会うものかよ?」と思えないところがNYの放つ雰囲気。
むしろ、たった1000ドル払うだけで、正規ルート以外で銃が買えてしまうというのが驚きでした。
(もしも今の日本でこんなに簡単に銃が手に入ってしまったら……ゾッとしますね。)
自分に害を成そうとする悪漢を次々殺してゆくうちに、着実に射撃の腕が上達してゆくエリカ。
そんな彼女とふとした縁で出会い、後に親友の位置にまで心を交し始めるショーン・マーサー刑事(テレンス・ハワード)
以前からラジオのパーソナリティのエリカに好感を抱いていた彼だったが、付き合ううちに彼女を疑い始める。
「きみと出逢って初めて親友と呼べる友人を得られた。けれども、僕はたとえ親友でも犯罪を犯していたなら躊躇なく捕まえる」
一度はそう宣言していたマーサーだったが、エリカたちを襲った事件の一部始終を動画で見せられてしまったために、一転してエリカの復讐を見逃して、彼女の犯罪に手を貸してしまうのだった。
なんともはやラストのオチの部分が、ブラピの「セブン」と比べると、そんなに安直に翻意しても構わないのかと、刑事としてのマーサーの正義感に疑問の残るラストでありました。
あと何とも気持ちが悪いのは、「結局ニール・ジョーダンは、この作品で何を語りたかったのだろう?」ということ。
護身用の銃を手にしたことで、正義の殺人鬼と化してしまう動機の描き方が中途半端だし、初めて銃を手にした彼女がそんなに手際よく殺人を犯せてしまうものかと、相手が悪人だったら簡単に殺してしまっても構わないのかと、ラストはマーサー刑事とくっつきそうな雰囲気なんだけど、そんなに早く心の傷が癒えてしまうものなのかと、つつき出したらキリがなく随所に疑問の山が散在している。
せっかく独特の甘やかさを手にしているわけだから、「狼の血族」みたいな初期のファンタジー作品をもっと作って欲しいのにな。













